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スパリゾートハワイアンズに行ってきた①

ずーっと前からTVのCMなどで知ってはいたが、ついぞ訪ねる機会がなかった場所に先日行ってきた。

家族レジャーの聖地とでも言うべき行楽地、福島県いわき市のスパリゾートハワイアンズである。

しかしながら独り身の私には当然休日にサービスするべき家族もないわけで、同じ会社のオジサン3人でゴルフでもするかということになり、GWに入る直前の金曜日から有給休暇を取って初訪問したという次第だ。

この1泊2日の小旅行はまず金曜の午前10時前に東京駅近くの駐車場に集合して、無料送迎バス「ハワイアンズ・エクスプレス」に乗り込むところからスタート。

さすがに平日なのでお客さんもそれほど多くはなく、バスの座席も余裕があったが、若いカップルが多いのに少し驚いた。

どっちかというと高齢者の方が多いんだろうなという先入観があったが、さまざまな趣向を凝らした大型の温泉施設が子供や若者層を引き付けているということか?

しかしながら何より驚いた、というかガッカリしたのは、なんとバス車内が『禁酒』だという事実。

今のご時世、『禁煙』はわかるが『禁酒』はないでしょ!

中年のオジサン3人が、酒も飲めない状況で3時間も何して時間つぶすのよ!

まあバスにトイレがついてないから、飲みだしたら頻繁にトイレ休憩しなければならないし、中には性質の悪い客もいるだろうから、いろいろトラブルの元になるのは想像がつくけど。
ほんと年取るとトイレ近くなるし、しかも辛抱できなくなるからねぇ。(我ながら心当たりがありすぎて悲しい。。。)

ちなみにこの送迎バスは往路1回、復路2回のトイレ休憩があります。
あまり水分を摂りすぎないよう、トイレマネジメントにご留意下さい。

シラフのままハワイアンズ・エクスプレスに揺られて約3時間、ハワイアンズホテルに到着。

そのまま迎えの車に乗ってスパリゾートハワイアンズゴルフクラブのクラブハウスに移動し、着替えてすぐハーフプレイ。

約半年ぶりのラウンドは案の定大乱調で、ショットは右へ左へ、私は斜面を登ったり下りたりを繰り返し、大層疲れた。
まぁそりゃそうだろう、半年間全然練習してないんだから。

 

プレイ後は疲れた身体を引きずりながらホテルに戻り、食事前に温泉を楽しむことに。

今回はたくさんある温泉施設の中から、まず「江戸情話 与市」という巨大な露天風呂に入ってみることにした。

「江戸情話 与市」は高い天井と白壁、黒塗りの柱に使い込まれた古木の床を有し、江戸時代の街並と湯屋をモチーフに、江戸情緒を再現した温泉施設で、浴槽面積は男女合わせて1,000㎡、世界最大の露天風呂らしい。

「与市」という名は、江戸初期の1591年、初めて銭湯を開業した伊勢与市(いせのよいち)の名にちなんだもので、泉質の良さと豊富な湯量だけでなく、江戸情緒が満喫できるさまざまな演出で、風呂が庶民の文化だった江戸時代の湯屋の風情と、温泉の原点である露天風呂がたっぷり堪能できるテーマパークになっている。

この露天風呂は洗い場がない風呂で、湯はぬるめで入りやすく、熱い湯が苦手な私にはありがたい。

いろいろ場所を移動しながら眼に入る景色を変え、江戸時代にタイムスリップした気分を満喫した。

 

そしていよいよお待ちかねの夕食タイムである。

バスの中で飲めなかったから、体が強烈に酒を求めている。

家族連れの方は子供が喜ぶバイキングやブッフェを楽しむのが王道なのだろうが、我々オヤジトリオは施設内にある居酒屋「八兵衛」へ行くことにした。

ところがこれが大失敗で、実際行ってみると想像に反してとにかく店内が狭い。

カウンターのほかに小上がりのテーブル席が4卓ほど配置してあるのだが、その間隔が狭いため、ちょっと動くとすぐ後ろの客の体に触れてしまう。

見たところ後ろの席に座っている連中もゴルフパックの客らしく、オッサンばっかりである。

なんか暑苦しいやら、鬱陶しいやら、かなり窮屈な思いをしながら酒を飲む羽目になってしまった。(まあお互いさまだけど)

そのうえ今度は別の家族連れの子供が大声でぐずり出して、落ち着かない事この上ない。

我々はビール2杯くらいで早々に退散した。

 

連れの2人も欲求不満気味だったので、口直しに建物2階の和ダイニング「銀鱗」へ。

こちらは店の広さは申し分ないが、その店構えからみてもかなりお値段が高そう。

入口に置いてあるメニューをちら見して若干ビビったが、もう他に選択肢もないので思い切って入店した。

店内は広々として、オープンキッチンを有し、案内された掘りごたつのテーブルはかなり大きくゆったりできる。

壁にはさりげなく日本画が掛けられ、洗練された雰囲気である。

日本酒の品揃えも豊富ということなので、まずは冷酒を注文し、メニューの検討に入る。

メニューの種類はそれほど多くはなかったが、刺身のほか焼き魚、牛フィレの網焼きなど4~5点を注文する。

単価は高めだが料理の盛り付けは美しく、味も文句なしに美味い。

やっとこさ落ち着いた雰囲気の中で酒も大いに進み、寛ぐことができた。

最初からこの店に来ればよかったとしばし後悔。。。

そして締めは再び1階に戻りラーメン「来々軒」へ。

すでにかなり酩酊していたため調子に乗って、ビール、ザーサイ、餃子の最強コンビネーションを楽しみ、

最後は激辛の辛味噌ラーメンにチャレンジした。

これがまたクセになる辛さで、頭頂部の毛穴が一斉に開くのを感じながら完食。

いやーっ、お腹いっぱい、大満足でハワイアンズの一日目が終了した。

(続く)

だんくろー

ごくごくフツーの会社員。 仕事はほどほどに、Sax演奏、一人旅、飲み歩き、歌舞伎鑑賞、読書をこよなく愛す。 老後は「旅をするように生きる自由人」になるのが夢。

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だんくろー