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伯父さん

私の母方の伯父さんはちょっと変わった人だ。 私は小学生の頃まで学校の休みを母親の実家で過ごすことが多かった。 母親の姉と兄はどちらも結婚せず、東大阪市の実家に二人一緒に住んでいたから、私は 毎年小学校の夏休みに1週間ほど …

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おひとりさまのススメ

世の中には、「一人で外食できない」という人がけっこういる。 私の友人の中でも何人かそういうタイプがいるが、どちらかというと年輩のオジサンに多いような気がする。 このタイプは厳密に言えば、文字通り「絶対に一人では外食できな …

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親友とは何だろう?

私は小学校の2年生から中学の3年まで、兵庫県の伊丹市というところに住んでいた。 中学校は昭和45年に設立され、武庫川水系の支流で市内を流れる天王寺川という二級河川のほとりに建つ「天王寺川中学校」に通っていた。 当時はヤン …

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最近イラッとすること

最近歳のせいか、イラッとすることが多くなったような気がする。 自分自身のことで言うと、とみに忘れっぽくなったなぁと痛感している。 それは、出かけるに際して持参しなければいけないものを忘れるとか、しようとしていたことをすっ …

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老後がなくなる。。。

最近メディアで頓に喧伝されているのが、人生100年時代が到来するということである。 2040年には日本人の3人に1人は65歳以上の高齢者になるらしいが、これからは人間は現時点の平均寿命の80歳代を超えても簡単に死ねない時 …

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部下の結婚式にて

先日職場の部下の結婚式に招かれて出席した。 昨今は職場にも高齢化の波が押し寄せ、若い人が減っているせいなのか、はたまた今時の若者は自分の結婚式に会社関係の人間は呼ばなくなってしまったのか、よくはわからないが私自身こういう …

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少年時代

私は小学生の頃、兵庫県の伊丹市というところに住んでいた。 阪急電車の伊丹駅から市バスに乗って20分くらい掛かる、あまり便利とは言えないところだったが、確かに2階の一戸建ての我が家の裏には田圃が広がっていた。 近くには小さ …

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『崎陽軒』の比類なき魅力

いつの頃からだろう、時々無性に「弁当」を食べたくなる時がある。 と言っても、毎朝やさしい奥様が持たせてくれる愛妻弁当ではなく、またコンビニ弁当や持ち帰りの弁当でもない。 いわゆる「駅弁」である。 私は独り者なので基本的に …

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夏が来た

今年もまた夏が来た 蒼穹に白雲が湧き上がり、猛々しい表情になった。 見上げていると、遥か遠い日の、幼い時の懐かしい記憶がフラッシュバックする。 夏のまばゆい光に眼を細めることもなく、噴き出す汗を気にもせず、心も体も躍動し …

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春の雨

冷たい雨が降り止まない春の昼下がり、私はどんより暗い窓の外をぼんやり眺めている。 すると、にわかに自分の意識が少年の頃、四十年以上前の関西の実家で暮らしていた小学生の頃にタイムスリップする時がある。 あの時も、こんな憂鬱 …